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掲載記事・取材のご紹介

コンタクトレンズ初心者の方へ

レンズの種類は大きくわけて2種類あります。

ハードレンズ

乱視の矯正も可能。手入れは簡単ですが、初めて入れた時に少しごろごろする感じがあります。約3年の寿命。酸素の透過性の良いものが多いのが特徴です。

ソフトレンズ

入れた感じはごろごろせずに楽!専用の保存液、洗浄液が必要で、1年ほどの寿命。最近は定期交換システムのソフトレンズが人気です。
手入れをしながら2週間、1ヶ月、6ヶ月毎に新しいレンズに交換していくものと、ケアーがいらない毎日使い捨ての タイプがあります。最近では、老眼年齢になってきた方の為の遠近両用コンタクトレンズもあり、メガネをかけずに過 ごせる便利さが注目されています。一週間、目にいれたままのレンズも販売されていますが、当院では扱っていません。
睡眠時には涙の量が減り、目の表面の酸素も減っている為、レンズをはめたままではかなり目に負担があるからです。

初めてお使いになる場合のポイント

診察の後、おすすめできるコンタクトを説明していきます。はじめての場合には、酸素透過性ハードレンズを おすすめする場合が多いのですが、スポーツを毎日される方にはハードレンズは外れてしまう事がある為、 ソフトタイプのレンズをおすすめしています。
毎日の使い捨てレンズは手入れもいらず楽ですが、一年間毎日使うと8~9万円かかることもあり、普段は ハードレンズにして、週末や旅行、スポーツ時にだけ、使い捨てソフトを使うという方法が一番良いでしょう。

気をつけてほしいこと

誰もがみな無条件でコンタクトが使えるわけではありません。アレルギーや、ドライアイの方は、使えるコンタクト レンズが限られたり、治療が必要になる事もあります。また、最初はうまく使えてもだんだんと何らかの症状が出て 、コンタクトの種類を変更しなくてはならない場合もあります。必ずレンズを使用する前に、眼科医の診察と定期検 診を受けてください。コンタクトレンズの販売店には、眼科医がいない所が多いのが実状です。店内にいる白衣の人 は医師ではなかったり、たとえ医師であっても眼科の専門の研修を受けていない他科の医師である場合もあります。(医師であれば何科であってもコンタクトレンズの処方をするのは違法でない為。)必ず、眼科で診察を受ける事を おすすめします。

定期検査をお忘れなく

患者さんにレンズを処方するということは、定期検査も含めての事と考えています。その為、当院では処方箋のみの お渡しはしていません。処方後の状態に責任が持てないからです。通常3ヶ月は保証期間となり、度数がずれたり、 レンズのカーブを変更する場合にも、この保証期間内は無料です。ただし、お買いになったところでの保証となりま すので、レンズメーカーが同じであっても、よその販売店で処方されたものは保証できません。
当院では使い捨てレンズの場合、一般的に3ヶ月分を処方しています。それはレンズを使用している方がPL法の保 護を受ける為には、3ヶ月に一回の定期検査を受けていることが条件となっているからです。これが守られていない 場合には、レンズメーカーはレンズによる事故について責任を負う義務がない為、何かあった場合、使用している方 の自己責任となってしまいます。

正しく使いましょう

夜間救急を訪れるコンタクトレンズの患者さんのほとんどは、間違った使い方をした方達です。目から外れたら 、再度入れてはいけない使い捨てレンズを何度も使用してしまった方、きちんと洗浄せずに使っていた方、寿命 が過ぎているレンズを使い続けたり、はめたまま寝てしまった方など様々です。又、治療しても視力がもどらず、 角膜移植まで行った人もいます。自分の目の健康管理の為に、正しい使い方をして、定期検診を受け、目に異常 を感じたら、早めに眼科で受診しましょう。